2017/04/16

P山荘


今年もP山荘に招かれ、たくさんの野草を食べた。
つくしを採るのも楽しいけれど、
もくもくと下処理する時間も好きだ。
こんな職業ないかなぁと口にしたら、
次の日には飽きてるよと皆に返された。




深田久弥の本を読んでから、茅ヶ岳の存在が気になる。
Sさんは一人早朝に出ていき頂上へ、
そして昼前には紅潮した顔で清々しく戻ってきた。
無事に戻れて何より。その体力が本当に羨ましい。

毎年同じ月の同じ週に来ているのに、
見られる景色は当たり前だけれどいつも違っている。
一昨年見た見事な桜はもう終わっていて、
その代わりに木蓮が美しく咲いていた。
今までは気付かなかった丸い山、
その山々に薄い雲がかかり光が反射して綺麗だった。

杜仲の木々の中での舞、
終わった後のM井さんには微笑みが見えた。
人の死なんてすぐ近くにあるのに
私はいつも忘れて”またいつか“と思ってしまう。