2017/09/10

台湾

近場の外国に行こう、ということでT氏と台湾へ。
初日は台北を散策。
初アジアのT氏は電車から見える古い街並みに
目を輝かせていた。

二十代前半の頃、一人で行った初めてのタイ旅行は
今も忘れられない。
匂い、音、目に映るすべてが刺激的だった。
それが今は慣れてしまったのか、年のせいなのか、
あの頃のような異国の興奮はもう味わえず
少し寂しい気持ちにもなるけれど、それでも台北の
独特な街並みは眺めているだけで楽しかった。

台湾は食も楽しみのひとつ。
市場の中の小さなお店でお昼ごはんを食べた。
ガイドブックは見ないで気になる店に入ろうと
決めたはいいけれどシステムが分からず
指さしてなんとか注文してみる。
魯肉飯と蒸鶏がちゃんと出てきた。
どちらもとても美味しい。
蒸し暑さでへばりながらもこの日は昼も夜も
本当によく歩いた。夜市が一番楽しかったな。
ノスタルジックな雰囲気と熱気、
台湾が大好きになった。

二日目の昼間はまた街歩き、
ディープなビルやお寺も見学した。
夕方からは九份へ。
このときの乗り合いタクシーの運転手さんは
ほぼ中国語で話しかけてくる。
勢いだけでなんだか分かってしまうのが面白くて
助手席で笑ってばかりいた。
こちらのふっかけた値段も渋々了承してくれて
九份には早く着くことができた。

九份は日本人だらけ。
少し興醒めはするけれど、展望台から見える
山と海の景色は美しく日が沈むまで、ぼーっと眺めた。
台湾は山国で、3000m級の山が日本よりも多くある。
どんな景色なのだろう、いつか歩いてみたい。

前日の夜市があまりに楽しかったので、
街に戻ってから比較的小さな夜市にまた行ってみた。
ここで食べたサツマイモの葉の炒め物、
次の日の朝行ったお店の台湾おにぎり(ファントゥアン)
が一番のお気に入りになった。

三日目は美術館へ行き、そして帰国。
今度はゆっくり来て南の方にも足を伸ばしたい。