2018/09/08

尾瀬

久しぶりの尾瀬、
八年前の青空の広がった尾瀬と違い、
今回は雨と霧に包まれていた。ノルシュテインの映像、
霧の中のハリネズミのような。幻想的な世界に浸った。

ルートは鳩待峠→アヤメ平→見晴

このルートは人もほとんどいなくて横田代では
静寂に包まれた。広がる草原と池塘、さーっと流れる
霧の中に一本の木道が遠くまで続いている。
あまりの静けさに思わず目を閉じてみたり
深呼吸したりして、しばらくそこで立ち止まった。

見晴までの道は景色に変化があって楽しい。
また晴れた日に歩いてみたい。

今回の一番の目的はテント泊。
友人Jが会社で取り扱っているから安く売ってあげるよ、
と言ってくれて念願のmyテント(MSR)を購入した。
しかし新品テント初設営だというのに、
テン場に着いたら土砂降りの雨…T氏となんとか設営した
ものの、雨のせいなのか私たちの組み立てが原因か、
少しうな垂れてるテントが寂しげ。
床面は雨に浸るし寝袋も衣類も全てがじっとりと濡れて
残念なデビューだった。

次の日は大清水からバスに乗るために
見晴→尾瀬沼→大清水と歩いた。

歩き疲れた頃に突然現れる開かれた美しい景色、
それでまた元気になる。尾瀬にはこういった場所が
いくつもある。
ビジターセンターの先に見えたこの景色も
まさに心洗われる瞬間だった。