誕生日、奥多摩にある三頭山へ。
東京近郊ミニハイクに載っていた、
「東京随一のブナの森」って言葉に惹かれて。
バスで都民の森に行き、そこからブナの路を歩く。
ブナの森・・・
森って感じでもない気がするけれど、でも木々の中を歩くのは
やっぱり気持ちがいい。
体調がイマイチだったこともあって、休み休み登りながらも
なんとか予定していた時間には山頂に着けたのでよかった。
山頂に着いたら富士が少しだけ見えた。
雲があったので、諦めていただけに少し嬉しかった。
しばらく富士待ちをしながら、気持ちよい風に涼んでいると
ご夫婦で来ているオバサマが声をかけてくれました。
「街と違ってここは涼しいわねー、テント張って暮らしたいくらい。」
同感です、
本当に同じ東京でこんなにも違うなんて。
ハエが多くて煩いけど、山頂は住むのに(?)ちょうどよい空間だった。
富士のある方ばかり眺めていたので、ベンチに座ってようやく
花に目がいく。写真は「オカトラノオ」という花らしい
虎の尾のようなカタチです。(虎の尾がどんなか知らないけれど)
富士は結局少しだけ現れた後に、雲に隠れてしまった。
諦めて三頭大滝方面へ下山、何度か沢を渡る。
遠く前を歩くオジサマのマネして、沢で手ぬぐいをぬらして顔を拭いてみたら
冷たくて気持ちよかった。
そして15時には無事下山、
森林館に立ち寄ったら、広場で出している売店で、大きなきゅうりを
試食させてくれた。
売っているおじちゃんが楽しい人で、
「試食たくさん食べちゃっていいよ、ずっと食べてていいよ、
なんなら泊まっちゃっていいよ!」と言うので
本気で泊まっちゃうぞ。山頂で会ったオバサマと・・・思ったり。
去年の誕生日の、佐渡でみた心震えるような景色には出会えなかったものの、
こんな近くで自然に包まれることができて、幸せな一日でした。