2016/08/04

ブータン

節目の誕生日、山ではなく久しぶりに海外へ。
どこに行こうかと悩んだ末ブータンに決めた。

ブータンは個人旅行は原則禁止、
必ず現地のガイドがつくという
なんとも鎖国的・・・窮屈な旅になるのかなと
不安もあったけれど思い出深い良い旅になった。

バンコクでの夜中の乗り換え待ち、
そしてやっとパロに向かうと思いきや
途中でインドのグワハティに寄り、またしばらく止まる。
遠い国なんだなーとしみじみ思った。
そして、世界一着陸の難しいパロ空港へ向かう時の
窓からの眺めは山が迫るように近くスレスレにハラハラ。
無事に着陸してホッとした。
標高2300mにあるパロ空港、
美しいブータン建築に出迎えられた。

入国審査を終え、外に出ると民族衣装を着た
たくさんのガイドさん、自分の名前のプラカードを持った
純朴な感じの青年と挨拶をして車まで案内してくれた。
日本人にもいそうな、親しみあるお顔の明るい
ドライバーさんが、片言の日本語で挨拶をしてくれて
そこから三人での車の旅がスタートした。
ドライバーさんは歌がとても上手だった。
車の中でたくさん現地の歌を歌ってくれた。
今もその歌声を思い出すたびに景色や匂いが
記憶とともに呼び戻されて懐かしい気持ちになる。

パロからティンプーへ向かう。
銀行、郵便局に行ったり、昼食を食べて
メモリアルチョルテンへ。そこで初めて五体投地をした。
この時はガイドさんに動きを合わせることに必死で
きちんとお祈りできていなかった。
そもそも私の祈りは個人的で身近なものばかり。
ブータンの人達は自分や家族の幸せもそうだけれど
国や世界の幸せを毎日祈っているとガイドさんがら聞いて
こういった部分でも幸福について考えさせられた。
大きなマニ車。




泊まる宿で民族衣装を着せてもらった。
ホテルの女性がやってきて手際よくキラを着せてくれた、
静かな時間だった。
その後で向かったタシチョ・ゾン、
大きな建物に圧倒される。
建物の横に植えられていたブータンの国樹の糸杉が
美しかった。