Mちゃん達に道志村のキャンプへ連れて行ってもらった。
沢の近くの奥まったスペースは、M夫婦のお気に入りの場所。
私も一瞬で気に入ってしまった。
自然の美しさにうわぁー、と声を出しては
見とれて、ほぁー、とため息・・・それの繰り返し。
タープやテント張りも、私にとってはすべて新鮮で
ワクワク興奮しっぱなしでした。
そしてなによりも楽しかったのは火を焚くこと。
なんで火を眺めていると、あんなに落ち着くのだろう。
火を上手に扱う二人は、美味しい料理をひたすら作って
ひたすら出してくれて。陽の下で食べた昼食も
星空の下で食べた夕食も、木漏れ日の中で食べた朝食も
最高に贅沢な食事でした。
以前お二人の家に行った時に見せてくれた
原始思考法という本の中の一頁。
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陽が昇るから、目を覚ます。
目を覚ますから、腹が減る。
腹が減るから、狩りをする。
狩りをするから、メシ食える。
メシ食えるから、金いらない。
金いらないから、仕事しない。
仕事しないから、時間がある。
時間があるから、遊んでる。
遊んでるから、不満がない。
不満がないから、ケンカがない。
ケンカがないから、気分がいい。
気分がいいから、眠くなる。
眠くなるから、陽が沈む。
陽が沈んだら、あと知らない。
だから、アフリカ平和です。
だから、僕らはブッシュマン。
映画「ブッシュマン」
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アフリカが平和かは知らないけれど、
こんな風にシンプルに生きることが、
今はものすごく遠くて難しい。
でも、こうして自然の中に少しだけ入り込めたとき
なにが裕福なことなのかを知ることができる気がする。
東京に帰ってきて高層ビルを眺めたときに、
不自然!って思わず叫んだのですが。
でも、数日経てばまた麻痺してそれが当たり前の生活に
なっていくのが現実です。
紅葉が眩しかったな。
初めて明治神宮に行ってきた。
本当は山に行く予定が、天気予報がイマイチで。
では近くで緑に触れられる場所を、と考えて明治神宮が思い浮かんだ。
この近くで長く仕事をしていたこともあったのに
なぜ一度も行ったことがなかったんだろう?
行ってから、なんでもっと早くに行かなかったんだろうって
後悔してしまった。それくらい、気持ちのよい場所でした。
都心とは思えない、参道の裏道はびっくりするくらい静かで
雨の後のせいか空気も濃い。
曇り空から少し日が差してきて、木々の間に光が降りて
嫌いな蜘蛛の巣もキラキラと光れば、あぁ、美しいなぁ と見とれてしまう。
宝物殿の前に出ると、ぱーっと芝生が広がって
開放された気分。遠くまで続く緑の景色は、絵画のように美しかった。
棚田に連れて行ってもらいました。
午前中に少し作業をしただけなのに、
普段も体を動かしている方なのに、
疲れてヘロヘロになってしまった。
情けない。
誕生日、奥多摩にある三頭山へ。
東京近郊ミニハイクに載っていた、
「東京随一のブナの森」って言葉に惹かれて。
バスで都民の森に行き、そこからブナの路を歩く。
ブナの森・・・
森って感じでもない気がするけれど、でも木々の中を歩くのは
やっぱり気持ちがいい。
体調がイマイチだったこともあって、休み休み登りながらも
なんとか予定していた時間には山頂に着けたのでよかった。
山頂に着いたら富士が少しだけ見えた。
雲があったので、諦めていただけに少し嬉しかった。
しばらく富士待ちをしながら、気持ちよい風に涼んでいると
ご夫婦で来ているオバサマが声をかけてくれました。
「街と違ってここは涼しいわねー、テント張って暮らしたいくらい。」
同感です、
本当に同じ東京でこんなにも違うなんて。
ハエが多くて煩いけど、山頂は住むのに(?)ちょうどよい空間だった。
富士のある方ばかり眺めていたので、ベンチに座ってようやく
花に目がいく。写真は「オカトラノオ」という花らしい
虎の尾のようなカタチです。(虎の尾がどんなか知らないけれど)
富士は結局少しだけ現れた後に、雲に隠れてしまった。
諦めて三頭大滝方面へ下山、何度か沢を渡る。
遠く前を歩くオジサマのマネして、沢で手ぬぐいをぬらして顔を拭いてみたら
冷たくて気持ちよかった。
そして15時には無事下山、
森林館に立ち寄ったら、広場で出している売店で、大きなきゅうりを
試食させてくれた。
売っているおじちゃんが楽しい人で、
「試食たくさん食べちゃっていいよ、ずっと食べてていいよ、
なんなら泊まっちゃっていいよ!」と言うので
本気で泊まっちゃうぞ。山頂で会ったオバサマと・・・思ったり。
去年の誕生日の、佐渡でみた心震えるような景色には出会えなかったものの、
こんな近くで自然に包まれることができて、幸せな一日でした。
尾瀬に行ってきた。
ずっと行きたかった場所、
なので頭の中には勝手なイメージの尾瀬が出来上がっていた。
でも、想像していた世界とはかなり違っていて、
閉ざされているような、開かれているような、
今まで見たことのないような景色にひたすら感動した。
まるで誰かが作ったみたいな、箱庭のような世界。
尾瀬ってこんなところだったんだー、としみじみ思う。
私の中で作られた空想の尾瀬がどんどん薄らいで、
知らぬ間に消えていく、と思うと少し寂しくもあるのですが。
現実の尾瀬は
緑がしっとりとして、キラキラしてて、美しく澄んでいて、
そして広かった。
T氏と猿島へ。想像していたよりも楽しい島でした。かなり整備されていたけれど、トンネルをどんどん奥へと進んでいくのは探検気分で楽しい。高い木々の隙間から落ちる光、すぐ近くに聞こえる鳥の声に何度も上を見上げた。一周した後、靴を脱いで海に少し入ってみた。初夏のような気候なのに、水は冷たかった。
母と三島にあるクレマチスの丘へ行ってきた。
私も母も大好きな場所。
ヴァンジの彫刻も、帰りに見えた富士山も
静かな存在感をもってそこにいた。
大楠山にハイキングへ。沢沿いの遊歩道が美しくて、立ち止まってばかりでした。春嫌いが少し治った気がする。
T氏と聖地と言われる伊勢神宮に行った。
荘厳な雰囲気は感じつつも、手を合わせて神々と向かい合えたのかは
正直よくわからないのですが。
でも古木に囲まれながら、静寂な時を過ごせた。
自然に感謝すること、それがこの特別な場所の意味なのだろうな。