今年も誕生日は山へ、今回は硫黄岳。
初心者一人登山、安全に登れるというルートにして
さらには硫黄岳山荘を予約していった。
朝日新聞社前から深夜バスに乗り、桜平・唐沢鉱泉分岐で
降りて登山口まで歩く。
まだ薄らと暗い道、歩いているうちに
徐々に光が射し込んでくる。
朝露に濡れた木々がキラキラ光りだして美しかった。
おとぎ話に出てきそうな森の道だったり、
ゴツゴツ岩の道だったり景色はどんどん変化していく。
霧がさらに幻想的な世界を作り出して
見とれるばかりだった。
山頂についたら見事に晴れてくれた。
360度パノラマの景色、顔が笑いっぱなしだったと思う。
硫黄岳山荘もとてもよい雰囲気。
コマクサの群生が見れるかも、と聞いたけれど
ほとんど咲いていなかった。
今回はお花に気持ちが向かなかったせいか、
よけいに目に入らなかった。
誕生日の朝。起きた時は雨と風で悪天候・・・
それでも宿泊者達はカッパを着て、どんどん出発していく。
残り数人になったところで、私もしかたなく外に出る。
すると霧が流れて、虹に出迎えてもらった。
誕生日プレゼントをもらった気分。
さらに硫黄岳に戻ると雲海が広がっている。
どこを見ても素晴らしい景色で、
ぐるぐると回転しながら見とれてばかりいたら
山頂にはほとんど人がいなくなっていた。
本当にここにきて良かった、
誕生日バンザーイって思った。
ただ今回の反省点、
見とれて山頂に居過ぎた。
さらに下山が苦手で、時間配分がうまく出来なかった。
非常食が少なかった。
来年の誕生日はもっと頑張ろう。