この日は弥陀ヶ原まで歩いて行くと決めていた。
ただ数日前にこの辺りで熊が出没したと
聞いたので情報を探す。
お土産屋の店員さんが丁寧に対応ししてくれて、
とりあえず天狗平まで行ってみることにした。
山に向かう登山客とは反対方向へ。
誰ともすれ違わない静かな道、虫の羽の音、
雪の溶けた水の音だけが耳に心地よかった。
ひらけた景色の真ん中を解放感に浸りながら歩く。
NZの山道を何度も思い出した。
天狗平着いて宿の人に熊のことを聞く。
「熊はそうですねぇ、たまに出ますよ~
出る時は出るし仕方ないかな。
でもせっかくだし気持ちよい道だから歩いて
向かうといいですよ。鈴がなければ手を叩き
ながらでも~」と笑顔で言われなんだか和んだ。
和んだけれど熊は普通に出てくるものなのか…と
気を引き締めて約一時間のルートを歩いた。
山の天気はすぐに変わる。晴れた空は
どんどん霧に包まれて、ひと気のない道が
薄暗くなって余計に静かになる。
ガサガサとどこかで音がするたびに
熊ではないかとドキドキしつつ手を叩いた。
弥陀ヶ原に着いたら、あっという間に光が射してただ数日前にこの辺りで熊が出没したと
聞いたので情報を探す。
お土産屋の店員さんが丁寧に対応ししてくれて、
とりあえず天狗平まで行ってみることにした。
山に向かう登山客とは反対方向へ。
誰ともすれ違わない静かな道、虫の羽の音、
雪の溶けた水の音だけが耳に心地よかった。
ひらけた景色の真ん中を解放感に浸りながら歩く。
NZの山道を何度も思い出した。
天狗平着いて宿の人に熊のことを聞く。
「熊はそうですねぇ、たまに出ますよ~
出る時は出るし仕方ないかな。
でもせっかくだし気持ちよい道だから歩いて
向かうといいですよ。鈴がなければ手を叩き
ながらでも~」と笑顔で言われなんだか和んだ。
和んだけれど熊は普通に出てくるものなのか…と
気を引き締めて約一時間のルートを歩いた。
山の天気はすぐに変わる。晴れた空は
どんどん霧に包まれて、ひと気のない道が
薄暗くなって余計に静かになる。
ガサガサとどこかで音がするたびに
熊ではないかとドキドキしつつ手を叩いた。
青空が広がった。
霧がとれた後だというのに乾いたような景色。
池塘は干からび、駐車場にいた係の方のお話だと
異常気象のせいか、今年はいつも以上に
干上がっているとのことだった。
ブラタモリで知った溶結凝灰岩。
今回はタモさんの言葉と共に歩いた旅だった。